島原ラグビーフットボールクラブ

第14回むなかたキッズセブンラグビー大会

■チームA 12月2日から開催された「第14回むなかたキッズセブンラグビー大会」に島原ラグビーフットボールの小学生が参加しました。 会場は,ジャパントップリーグ所属の「宗像サニックスブルース」の本拠地グローバルアリーナである。 人工芝と天然芝のグランドを全部合わせて12コートもある,素晴らしいラグビー場です。 宿泊施設も整っており,島原の子どもたちも20名が寝食を共にし,1泊2日の遠征に行ってきました。 全82チーム,総勢約1000名ほどの子どもたちが,グランドいっぱいに広がって楕円球を追いかけています。 チームAの対戦相手は「かしいヤングラガーズ」「玄海クラブ」といった,ラグビージャパントップリーグで活躍している選手を数多く輩出している福岡の名門クラブチームばかりです。ですから,子どもたちよりもコーチ陣が,名前負けしそうになっていました。 ところが,子どもたちは伸び伸びとプレーを楽しみ,試合結果は2勝2敗と大健闘でした。コーチ陣や応援に来ていた保護者を大いに驚かせてくれた子どもたちでした。 まずは,MOM賞(マンオブザマッチ=その試合で,最も活躍した選手に与えられるMVP賞)をもらった田中由嘉さん(三会小)は,ボールを持つと必ず前進する力強いプレーや,決してあきらめないしつこいタックルでチームに勢いを与えてくれました。 平尾春樹くん(四小)は,相手選手に対して臆することなく体をぶつけては必死でトライを防ぎ,チームに元気を与えてくれました。試合参加が今回で2試合目とは思えない勇気あるタックルにコーチ陣が感動していました。 吉田蒼輝くん(三会小)は,スピードに乗ったままボールをキャッチし,そのまま素晴らしいステップワークで相手をかわして何度もトライを取りました。 西田優伸くん(一小)は,何度もボールを持っては相手チームへ突撃し,攻撃の起点を作ってくれました。 丸山慶大くん(四小)は,味方が敵に捕まるとすぐに助けに行き,味方も相手も同時につかんで押し返す素晴らしいパワープレーを見せてくれました。 佐々木康輔くん(一小)は大きな声を出して味方へ指示を出す司令塔です。相手の動きを見てポジショニングを指示したり,次の攻撃を選択したりできます。また,自分でもトライを量産するなど大車輪の活躍でした。 山下新汰くん(四小)はキレキレのステップで,何度も相手ディフェンスを切り裂いていました。また,相手選手が嫌がるほどのハードタックルでピンチを救ってくれました。 水本陸久くん(三会小)は,今回の遠征で一番成長しました。普段は大人しい陸久くんですが,ひとたびボールを持って走り出すと,相手チームが2人がかりでタックルしても決して倒れない足腰の強さに,相手チームの保護者からも賞賛を浴びていました。3~4人もの敵を引きつけては,味方に素晴らしいタイミングでボールをパスし,チームのトライを何度もアシストする素晴らしい仕事ぶりでした。MOMはもらえませんでしたが,代わりに,トップリーグの試合で島原代表として試合開始前のエスコートキッズに選ばれ,プレゼントにラグビーボールをもらうことができました。 ■チームB 経験が浅い選手や2年生を加え、控え選手も1人と急造のチームながら、それぞれが自分の責任の果たして最後まで戦い抜きました。 2日間の対戦成績は1勝1分け2敗でしたが、格上のチームを相手に接戦に持込み、勝利するなど素晴らしい試合を見せてくれました。 初めてのキャプテン指名された本田大獅くん(四小)が、4試合で10本以上のトライを量産しチームを引っ張り、もちろんMOM賞をもらいました。 山口絢太くん(四小)の軽快なステップと俊足を生かした突破、入江沙織さん(一小)の相手の動きを見てからの隙をついた突破でお互いにトライを量産しました。 経験の浅い菅陽翔君(三会小)、宮崎夏恋さん(四小)も全試合出場し安定して攻守に活躍しました。 そしてもっとも成長を見せてくれたのは、唯一の2年生からの出場の山下天音さん(四小)や、入江麻衣子さん(一小)、村里光輝くん(三会小)で、試合の経過とともに恐怖心に打ち勝って、捕まった味方を助ける、ボールを持ち前進したりパスをまわす、突進してくる相手を止めたりと、時間を追うごとに成長した姿を見せてくれました。 1泊2日の短い遠征ではありましたが,参加児童それぞれに成長が見られ,楽しくもたくましい子どもたちの姿にコーチや保護者の笑顔が絶えない大変充実した遠征となりました。 このような遠征を無事に終了し,子どもたちの成長ができたことも,島原自動車様のご協力のおかげです。紙面にて大変失礼ではありますが,感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 なお,子どもたちには,多くの方々の支えがあるおかげで大好きなラグビーができていることを理解し,いつまでも仲よく楽しくラグビーをしてほしいと思います。

Tagged on: